感謝(旅行先の事故と神様2、気持ちのあり方)
最近はいつもameba owndで書いた記事をameba本体にもリンクしてダブルで投稿しているのですが、owndの方はなぜか公開後に編集ができません、、笑
なんか、「今すぐ公開」のボタンが消えてしまうのー。por que??
公開してから添削する癖があるので・・・
結果的に、連動した後のamebaで投稿記事を編集をする事になり、ameba 本体の方が誤字脱字が少ない記事になっています。
・・・・・・
さて、極寒のカナダから南国コスタリカへ、7泊8日の女ふたり旅の5日目に起きた自動車事故のお話の続きです。
何もない山道でレンタカーが横転して奇跡的に継承で済んだ私たちふたり。
今回の旅行を通じて初めて気がついた事ですが、私はこういう物理的なトラブルがが起きた時の切り替えが0.0000001秒くらいの速さでできる(事が多い)というスーパーポジティブ人間のようです。
私すごくない?(←自分の自画自賛の癖にも今回の旅行を通じて初めて自覚しました笑)
。。。。
昨日書いたこととも重複しますが、事故直後の数時間に私が感じていた事
それは・・・
死ななくて良かった。
意識不明とかにならなくて良かった。
怪我がそんな重体じゃなくて良かった。
ふたりともが軽症で本当によかった。
落ちたのが崖とかもっと深い溝じゃなくてよかった。
私たち二人ともすぐ車から這い出て道に出れる深さの溝でよかった。
スーツケースを取り出せるレベルでよかった。
荷物が全部回収できて本当に良かった。
荷物に被害が一切なくて良かった。
ここがベトナムとかタイとか言語がもっとわからない国じゃなくて良かった。3%くらいは言葉がわかるスペイン語圏で良かった。
ここがカナダみたいな極寒の国じゃなくて良かった。この気温ならたとえ着の身着のままで野宿になっても気温で死ぬことはないもんね。
助けてくれた人が天使みたいに優しい人たちでなんて恵まれてるんだろう。
おばあちゃんと警察官の息子の二人、それぞれが違う助け方をしてくれた・・。
聖母みたいなおばあちゃんと現実対応の息子。
二人のどちらかが欠けていても私たちの不安と大変さはもっともっと大きかっただろう。
一緒にいてくれた友達がRさんでよかった。
自分が一番心が辛いだろうに、あいちゃん大丈夫?と私のことを気にかける心の余裕があって、なんてすごいんだろう。
私たち二人ともパニックにならなくてよかった。
私たち二人とも命があってよかった・・
私たち二人とも元気でよかった・・・
神様ありがとう。本当にありがとう。
日頃の行い、も少しよくします。
受け取る現実は過去に出した感情だとしたら、これは一体なんの感情が現実化したのだろうか?
それとも私の人生の中でこの日の事故はどうあっても避けられないものだったのだけど、私は神様に守られてるからこんな最低限の被害で済んだのだろうか?
そうかもしれない。そうあってほしい。
。。。
助けてくれた人の掘っ建て小屋のようなおうちの椅子にしゃがんで、ずっとこんなことをぐるぐるぐるぐる考えていました。
。。。
事故の瞬間も、「え、え、ちょっと!」と思った次は「あ!あー・・」(ゆるいw)くらいの感想でした。
「やばい!」とか「どうしよう!」とか、そういう感情はなぜか一切出てきませんでした。
運転してた友人を責める気持ちもほとんど湧いてきませんでした。強いていえば、ちゃんと休憩しなかった事やgoogleマップの地図が舗装された道かどうかまで確認しなかった二人の連帯責任だと思いました。
連帯責任という意味では、多少相手を責める気持ちもあったし、同じく自分を責める気持ちもありました。
でも、どっちが悪いとかは全く思いませんでした。
。。。。
で、ようやく昨日の続きです。
深夜1時に急遽泊まることになった安宿まで送ってもらった私たち。
シャワーを浴びる元気はありませんでしたが、二人で少し話しました。
翌日からの移動手段をどうするか?
まだ旅行は後2泊分残っていました。
そして、その時私たちは帰りの飛行機が出る首都サンホセから170キロ程度離れたケポス/マニュエル・アントニオという町にいました。
事前に二人で旅程を組み立てていたときに調べた限りでは、マニュエル・アントニオからサンホセまで長距離バスは出てたような気がしないでもありませんが、移動には自動車が一番便利という印象でした。
また車を借りるのか?どうやってサンホセまで帰るのか?
・・・
友人は私に聞きました。
「愛ちゃん。私はまた運転できるし、これから計画してたアクティビティについても、こんなことがあったからという理由ではリミットする必要ないと思うのね。ただ愛ちゃんが心配で。車に乗るの怖いんじゃないかなって。どう思う?」
その質問は、私が彼女に提案するのをためらっていたこととぴったり一致していました。
私は、できればレンタカーで帰るのが一番いいと思っていたのです。
怪我が大丈夫そうならば、事後処理が終わった後は自分たちのしたいように過ごすのがベストだと思っていました。でもサンホセまでは移動しなきゃいけない。まだ帰国まで丸1日遊べる日が残ってる。海は無理でも見れてない鳥を見にハイキングに行ったりできるんじゃないかな。色々総合すると自分たちの車がいいと思うけど、彼女は運転怖いんじゃないかな、もう運転したくないんじゃないかな・・。私には運転を途中で交代してあげられないから、どうしたものか。。。
そう思っていたので。彼女がそう提案してくれたことがすごくすごく嬉しく感じました。
私「おんなじこと思ってた!!昨日の夜、怪我した後1時間半また下山した時にすでに車乗ったし。乗りながら、私余裕で車乗れてるなーって感じてたし、私は大丈夫!むしろRさんこそ、運転大丈夫?怖くない?」
友人「全然大丈夫ー。ただ舗装されてない道だけは避けたいけど。」
。。。
というわけで、翌日、レンタカー屋さんにまた行って、
再び車を借り直すことにした私たち!!!
我ながらびっくりですが、そんな自分たちのメンタルを誇らしくも思いました(自画自賛)
こんな風に二人の意見が一瞬でピタリと一致し、翌日からの行動が決定。
電気を消し、少し硬いベッドでようやく長い長い1日を終えることができたのでした。
。。。
翌朝目がさめて鏡を見ると、かなりのひどい顔でした笑
でも後に残るような傷ではなさそうだし、女のくせにアレなんですが顔の傷にそこまで執着しないたちな私でして、次の出勤日までまだ5日もあったので、鏡を見た2秒後くらいには「まいっか♪この程度で済んで超ラッキー」と思いました。
事故翌朝、Soda(定食屋)にて、生還の図。
生で見ると鼻と顎がもう少し目立ってました。右目が濃いアイシャドーを塗ったみたいに綺麗なラインで(???)黒ずんでます。起きた瞬間の顔よりは10倍くらいまともなやつ。
。。。
朝9時にレンタカー屋の人が迎えにきてくれました。宿から事務所まで車で5分。
車は、5日間分借りていたので、契約が続行するという形で同じタイプの車を借りることができました。金銭的には、最初に払ったデポジットが返ってこないというくらいのもので
(←この変は苦手なので友人任せでちょっと曖昧だけどw)。
いずれにせよ、スムーズにあたらしい車を借りることができました。
そして、前夜に有り金全部はたいて安宿に泊まったので、近所の銀行にコスタリカ・コロンの現金をおろしに行き、近所のSoda(定食屋)にブランチをしに行き、それから車を借りて、お昼前には、ようやく目的地だったマニュエル・アントニオのAirBnBにチェックインすることができました!
そこはとっても素敵な宿で。
夜のチェックイン時間には厳しいオーナーさんでしたが、とても優しく素敵なマダムで、色々教えてもらいました。海と山に囲まれたその宿は、まるで江ノ島の中の民宿みたいな感じで。
(どーでもいいですが、私も友人も神奈川出身で、ドライブしながら地形をいちいち神奈川に当てはめてましたwローカルトークってなんか妙に幸せだよね笑)
部屋からは海と山が見えました。
そしてイグアナがみえました!笑笑
素敵な宿にたどり着くことができて、やっと気が緩んだ私たち。
イグアナの写真をパシャパシャ撮って。
心ゆくまでシャワーを浴びて。
ベッドでごろんとして。
。。。
ところで、マニュエル・アントニオはビーチでのんびりを目的にきたところでした。
でも流石に私のすねの擦り傷は深かったので、淡水ならまだしも海はないだろうと諦めていました。
でも友人には、膝擦ってるけど大丈夫そうなら海で泳いでおいでーっなんて話していたその時。
私、まじ天才なんじゃないかって!笑
モイストヒーリングのバンドエイドを持参してきていたのを思い出したのです!!
モイストヒーリングのバンドエイドって有名なんでしょうか?みんな知ってるかな??
うちは、まだ市販される前から父が我が家に導入していて。
ちょっと深めの怪我をした時には、「これは、ちょっと高いし、治るまでは見た目が汚いけど、傷跡は綺麗に治してくれる魔法のバンドエイド」と言われて何年も前から使ってました。
私は実は、去年、ケベックシティを旅行していた最中に川辺を歩いていて岩と岩の隙間に落ちて足を大怪我していて(今回の事故よりひどい怪我だった笑)。その時に、このバンドエイドを買っていて、その余りを念のためにスーツケースに入れて持ってきていたのです。
これは本当に魔法のバンドエイドで。
一度貼ってしまえば、バンドエイドの内部で頑張って細胞たちが勝手に再生してくれる!そして何より、完全防水!水に浴びても沁みない!!!!
私、ビーチいけるじゃん!!!!!🏖🏖
ということで。
死んでもおかしくなかった事故から24時間もたたないうちに海で泳いだ!
爆!
江ノ島の中の民宿をオシャレにした感じの宿でのんびりイグアナを観察し、ビーチまでのプチジャングルで野生のトゥーカン(日本語だとオオハシって鳥)や猿やナマケモノに出会いながら・・
え、ここ動物園?みたいな動物遭遇率。
そんな天然の動物園ジャングルを10分ほど歩いて
ヤシの木揺れるコスタリカのビーチで泳いだよーーーー;;涙涙涙
謎のポーズ
もしかしたら、調子に乗ってるという意見もあるかもしれません。痛い目見てもわからないのか、とか。反省が足りない、とか。そういう意見もあるかもしれません。
(私自身の中からも、少しだけそういう声があるので。)
特に職場ではそういうこと言われそうな気もしてます。
でも、私が選びたい世界はそっちじゃないです。
どっちが正しいかって話じゃなくて、私はそっちを選びたくはなかった。
事故にあって無事だったことに感謝しかありません。
それで、感謝して、反省や後悔も胸に抱えていて、だけど、事後処理が終わった後にできることは普通に旅行を続けることだと思いました。何より、そうしたい、と思いました。
事故のショックについては、家に帰ってから一人でえーんえーんと泣けばいいと思いました。
朝焼け。
事故を含めて、旅行中にいろんな気づきがありました。
昨日無事にオタワの自宅に帰ってこれたこと。
30℃の熱帯雨林から−10℃の寒帯へ・・
その刺すような寒さをこの肌で感じられたこと。
全てがひとに語れる思い出話になったこと。
喉元過ぎれば暑さ忘れるではないけれど・・
あまりに切り替えが早かったから、事故なんてなかったんじゃないかって気になってくるけれど
まだ治ってる最中の膝とすねの痛みや、あごや鎖骨のかさぶたや、天然アイシャドーになってる右の瞼が、事故は現実だったんだとちゃんと教えてくれます。ちゃんと怪我してる。
そんな全部にありがたい気持ち、守られてる感覚が湧いてきます。
(予告。旅行記は後日気まぐれ更新!)
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