望んでいる方の未来を選ぶ方法

何かを始める時や決断する時って勇気がいるよね。


うまくいくかもしれないし、うまくいかないかもしれない。


私の場合、後から思うと大きな賭けみたいな決断をよくやる。笑


私は20代になるまでは、学校での人間関係や家族の問題でどん底を這いつくばっているような感覚をずっと持っていたけれど、20代に入ってなぜか人生が好転してから、自分がいいなと思う道をどんどんガシガシ開拓していくコツ?みたいなものをなぜか掴んだ。


それはいつも無意識の選択だったので、まるで魔法のようだったけど、一度だけ、今でもはっきり覚えている選択の瞬間がある。


多分、あの時の意識が魔法の仕組みだと思うので、今日はそれを書き記す。


あれは5年ほど前だろうか。私がパリに留学する数ヶ月前のことだった。


Facebookに、留学奨学生の同期があげていた「パリで1ヶ月ルームシェアしてくれる人募集」というポストを見て、私は即座に飛びつき、ルームメイトになるべく手をあげた。


しかしその同期は、奨学生の祝賀会で一度顔を合わせたことがあるだけの子で、性格はよく知らなかった。


印象に残っていたのは、彼女がアフリカの聞いたこともない国で働いたことがあるというすごいエピソードを持っていたことくらいだ。


ルームメイトとして立候補したはいいけれど、1ヶ月も見知らぬ他人と暮らす!


さて、私は急に物凄い不安が襲ってきて、怖くて怖くてたまらなくなった。


私、うまくやれなかったらどうしよう?

その子と性格が合わなかったらどうしよう?

すごいストレスで暮らすの嫌になったらどうしよう?

喧嘩だらけになる相性だったらどうしよう?

やることなすことイライラしちゃったらどうしよう?


相性最悪だったら1ヶ月も一緒に暮らすとか耐えられない!

怖い怖い怖い!無理無理無理!


こんな感じで心がワーワー騒いでいた。


しかし!

しかしである。


私はなぜか、そこでふっと冷静になった。

ちょっと待てよ、と。


すごい相性が合わない可能性があるということは、すごく相性が合って一生の友達になるレベルの友情を育む可能性だってあるはずだ。


どちらの可能性もあるけれど、私は、今はちょっと想像もつかないくらいすんごい仲良しになる可能性の方がいいな。そっちの可能性を選ぼう。


*****


あれから5年。


無論、彼女はかけがえのない親友の一人になっている。


この5年の間に、パリ留学の後も私はカナダで働いたり、横浜から大阪に引っ越してきたりしていて、彼女はマルセイユの大学に行ったり、アフリカで何年も働いたり、東京に帰ってきたりと派手にグローバルな二人のままですが、その間ずっと連絡取り続けてる。


年齢も5歳くらい離れてる。(私が上w)

暮らす街や国もバラバラ。



人生でたったの1ヶ月、一緒に暮らしたその縁で。


一生レベルの友達になった。



今、振り返ってわかる。

どうしてそうなったのか。


不安な気持ちを意図的に切り替えたからだ。


あの時、なぜネガティブな可能性からポジティブな可能性へスッと切り替えられたかは不思議だけど、それでもその切り替えが分岐点だったと確信してる。


不安に押しつぶされそうな時、「そんな楽観視しても、うまくいくとは限らないじゃん」と普通は思うだろう。


まぁそうなんだけど、四の五のいわず、望む方の可能性を腹括って選ぶというのが、その望む方の可能性を実現していく唯一にして絶対の方法なのだと、私は思うのだな。








The World is Your Oyster

よりエキサイティングな道をゆく。

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